mclipの開発は終了しました。XSel を使ってください。
mclipは、コマンドラインからX Window System(X11)のセレクション(クリップボード)を読み書きするプログラムです。これは要するにxclipの再実装ですが、ロケール依存の文字コード(Unicodeとか日本語とか)を正しく扱うことができます。
mclipをビルドするには、XlibとC++コンパイラとUNIX風システムが必要です。
引数を与えずに実行すると、クリップボード(CLIPBOARDセレクション)の内容を標準出力に書き出します。
$ mclip
引数としてファイル名を与えると、ファイルの内容をクリップボードにコピーします。「-」を指定すれば標準入力から読みます。
$ # signature.txtをクリップボードへコピー $ mclip signature.txt
CLIPBOARDセレクション(通常のコピー/ペースト用)でなくPRIMARYセレクション(テキストを選択するだけでコピーされ、中ボタンクリックでペーストできるあれ)を扱いたいときは、-pオプションを渡して下さい。
$ # PRIMARYセレクションの内容をHTMLエスケープ $ mclip -p | sed -e 's/</\</g' -e 's/>/\>/g' | mclip -p -
もう少し詳しい使い方の説明がmanページにあります。
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