残念ながらその通りである。それはまだ実装されていない。問題のあるモジュールは手でコンパイルしてからGHCiにロードしてほしい。
-O
がうまく働きません!
技術的な理由から、バイトコードコンパイラが特定の最適化過程とうまく相互作用しないので、解釈実行器を使うときは最適化が無効にしてある。これは大きな問題ではない。高速に実行されるべきコードは、コンパイルしておくことで、最適化つきで解釈実行するよりもずっと速く実行できる。
その通り。しかし、非ボックス化タプルを使うモジュールをコンパイルして、それをGHCiにロードするということは常にできる。(ちなみに、上記の、-O
がGHCiで使えないというのは、バイトコードコンパイラが非ボックス化タプルを扱えないからである)
GHCiが-threaded
スイッチを有効(デフォルト)にしてコンパイルされている限り、問題はないはずである。インストールしたGHCの供給元に相談してほしい。
getContents
を使った後、:load
か:reload
するまでstdin
が使えない。それはgetContents
の定義通りの振る舞いである。getContents
はハンドルをセミクローズという状態にするが、その状態ではいかなるIO操作も禁止される。計算と計算の間でIOの状態は保持されるので、次に:load
か:reload
コマンドが実行されるまでセミクローズ状態が続く。
:set +r
というコマンドでstdin
が毎回元の状態に復元されるようにすることができる。これがうまく行くのは、stdin
が単なるトップレベルの式で、他のトップレベルの式(CAF)と同様の方法で未評価の状態に戻すことができるからである。
GHCでは、デフォルトでstdoutハンドルは行バッファされている。しかし、GHCiでは、stdoutに関するバッファリングを無効にしてある。これが通常インタプリタに期待される振る舞いだからである。出力は生成されるとすぐに出現する。
GHCと同様の行バッファの振る舞いが欲しい場合は、プログラムを次のように始めれば良い。
main = do { hSetBuffering stdout LineBuffering; ... }